✓階段の上り下りが辛い
✓膝の曲げ伸ばしが辛い
✓正座ができない
✓歩き始めに膝が痛い
✓膝が痛くて長く歩けない
✓痛み止め・リハビリの効果が感じられない
✓手術が必要と言われたが、手術したくない
膝は毎日大きな負担がかかっているところです。それが年々積み重なることで痛みとなることが多いところでもあります。
膝に痛みがでてくると、日常生活に影響が及び、外出を控えたり活動をひかえることで精神面のマイナスにもつながります。膝に負担をかけ続けないよう、膝痛は早めの処置をお勧めします。
膝痛の原因はいろいろあり、その原因によってとるべき方法もかわってくるため、まずは原因を見極めることが大切です。
いつから痛むのか、どの部分が痛むのか、どのようなときに歌むのか、どんな痛みなのか、これまでのケガをした経歴はないかといったことや生活状況(職業・趣味・スポーツの経緯・住宅環境など)、年齢などを確認する必要があります。
膝そのものに根本の原因があるのでなく、膝の形(O脚・X脚など)によって膝に過度な負担がかかっていることもあります。
また、疾患(関節リウマチ・痛風など)による影響もありますので、いろいろな原因が重なっていることも考える必要があります。
変形性膝関節症
大腿骨と脛骨の表面を覆っている軟骨組織がすり減っていくことで、痛みが生じる疾患です。進行性の疾患で、症状が進行すると膝が曲げ伸ばししにくくなり、痛みも強くなっていくため、生活に支障をきたすようになります。
主な原因は加齢による軟骨のすり減りで、特にほとんど運動をしない人は注意が必要です。他に、肥満や膝を過度に使うスポーツも原因として挙げられます。
初期症状として、歩き始めや立ち上がる時が痛く、しばらくするとおさまります。また長時間歩くと痛みだし、しばらく休めば痛みがなくなっていく場合が多いです。
半月板損傷、靭帯損傷、鵞足炎、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)など
ベーカー嚢腫、関節リウマチ、痛風、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)など
ここでは、変形性膝関節症のケースを紹介します。
膝関節は、関節を包んでいる袋状の関節包の中に半月板や関節軟骨という衝撃を吸収するクッションのような組織があります。それらの組織たちがスムーズに動けるように関節液という液体で袋の中は満たされています。
変形性膝関節症が進んでくると、上下の関節軟骨がどんどん減ってきて、半月板が変形したり滑膜に炎症が起こります。そのため、正座やあぐらがかきにくくなったり、膝がはれて熱っぽくなったり水がたまったりします。
症状が進行すると、軟骨だけでなく骨も損傷し骨同士がぶつかるようになります。膝が変形してO脚・X脚が強くなり、足が伸びにくくなり、曲がりも悪くなります。
変形が強くなるにつれ膝関節の靭帯のバランスが悪くなり、筋力の低下も加わって膝が不安定になります。痛みも腫れも強くなりますので、歩くのもさらに辛くなり、安静時や寝ている時でも痛みを感じるようになってしまいます。
膝の痛みの治療方法としては、手術による治療と、手術以外の方法(保存療法)があります。手術に関しては病院での処置になるので、ここでは保存療法についてご紹介します。
保尊療法として、薬物療法、運動療法、整体などがあります。
薬物療法
消炎鎮痛剤(内服薬・湿布)やヒアルロン酸関節内注射は、炎症や痛みを抑える効果はありますが、根本的な要因を改善するわけではないので、痛みが怒らないようにするには他の療法を合わせて対処することが必要です。
運動療法
膝周りに痛みがあると、そこをかばって力を入れられなくなり、筋力が低下して膝周りが不安定になり軟骨や骨の摩擦が進み痛みが増すといった悪循環になります。
ですから、膝周りの筋肉を鍛えるのは効果的です。
また、膝が痛いと運動量が減り体重増加でさらに膝が悪化するということもありますので、運動により体重を減らすことが膝への負担を減らすことにつながります。
膝の痛み膝の状態や、お仕事や生活習慣・病院での診断結果によって対処方法は変わってきます。
まだ病院で検査や治療をしていないとのことであれば、まずはそちらを勧めるケースもあります。
膝の痛みが出ているときは、膝のバランス状態が崩れています。
骨が変形してしまったり軟骨がすり減ってしまっている状態はそれを元通りにすることはできません。
痛み・炎症がおきているところに負担をかけにくいようにバランスを整えることが大切と考えます。
そこで、まずは体のバランスを確認し、膝周りに負担をかけている原因を探ります。
筋肉をほぐす、骨盤を矯正する、足首を矯正するなどしてバランスを整えていき、膝への負担を和らげます。
特に症状がひどい場合は、施術だけでは一時的な対処法になってしまいます。
日常生活で膝になるべく負担がかからないようにすること、必要な筋肉を鍛えることなども大切になってきますので、そちらもあわせてアドバイスしています。