交通事故がきっかけで、以前痛めていたところが再発!?
厚生労働省認可の国家資格である柔道整復師の資格を持つ体のプロフェッショナル。10~20代の頃に出会った股関節の痛みの改善の経験から整体に興味を持ち整体の世界に飛び込む。『本来の体の状態に戻す』をモットーに自然治癒力を引き出す整体が得意。
交通事故とは直接関係ないんですけどね、今日は肘が痛くて・・・
交通事故からしばらくたって、事故直後に痛くなかったところが痛くなるケースもあります。
それは、本当に事故とは無関係の痛みなのでしょうか。
目次
交通事故と関係があるかどうかは、自己判断しないで。
ここ何年かは気にならなかった肘が、ここ数日また痛くなってきているというケース。事故からはしばらくたっているし、事故とは無関係なのかなと思うかもしれませんね。
ここで注目していただきたいことは3点
①以前痛めたところがまた痛くなった
②事故のときにぶつけたりした覚えがない
③事故から数日たって痛くなった
正直なところ、それが事故と関係があると断定はできませんが、逆に関係がないとも言い難いです。
①事故にあったあと、以前痛めていたところがまた痛くなった。
テニスや野球などのスポーツをしていて、肘の関節を痛めたことがある。
ぶつけたり転倒して肘を強く打ったことがある。
といったところでしょうか。
以前の症状が軽いものなら影響がでることは少ないでしょうが、過去に酷く痛めたことがある場合だと、ちょっとした刺激でまた痛めてしまうことはよくあります。一度弱くなったところは、少しの刺激でも崩れやすくなっています。
②事故のとき痛めた覚えがないが、痛くなった。
本人が肘をどこかにぶつけ覚えがないとしても、車の運転中に追突した・された場合手はハンドルを握っています。追突は急激に大きな衝撃をうけので、肩・肘・手首にはハンドルから衝撃が伝わるので、その時の衝撃がそれぞれの関節のじん帯や神経・筋肉を損傷することは考えられます。ハンドルからでなくても、ぶつかった衝撃で手をつくとか肩をぶつけるちいうこともあります。その場合も、肘ぶ衝撃が伝わって痛みが発症するということは考えられます。
③事故から数日たっての痛くなった。
交通事故の直後は、神経が興奮状態になるせいもあり、本来の痛みに気づかないことがあります。ここが普通のケガとは大きく違うところです。
痛みは、3日~1週間後にでてくることもあるし、徐々に酷くなっていくことも多いです。
肘や手首は、日常生活で使わないことはまずありません。使うことで痛めたところにさらに負担をかけてしまい、治るどころか悪化させてしまうこともありえます。そうなると、炎症がひどくなり、治るまでに時間がかかってしまうこともあり得ます。
痛みと交通事故の関係は、自己判断でなく病院で診断を!
きたの整骨院では、お客様に事故後に事故前と違う症状がでたら、事故が原因であることを疑って!とお話しています。
そして大事なのは、気になったらすぐに病院に行って診断をしてもらうことです。
交通事故との関連性を診断できるのは、一週間以内と言われています。事故直後には痛くなくても、あとから痛くなったところも診断をうけましょう。
病院で「事故による痛み」と診断してもらえないと、事故による痛みであったとしても保険で治療ができなくなってしまいます。
一週間以上たってしまうと、その痛みが事故によるものなのか日常生活によるものなのか判断がつかないため、事故の痛みとして認定してもらえません。
ちょっと気になるけど様子をみてから相談しよう・・・では間に合わないのです。
事故による痛みと診断されない場合は、痛みを伴う生活をしないといけない上に、その治療費も自分で支払うことになります。それって嫌ですよね。
ですから事故後に起こった痛みは、早めに病院に行ってその部位の事故の証明書を書いてもらいましょう。
交通事故の手続きは、しっかり知っていると知らないとで大きく違います。
きたの整骨院では、最初にご来院された際に詳しくお伝えしています。
交通事故直後に知っておきたいことは、こちらをご覧ください。