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捻挫は放っておかないで! 「いつものことだから当たり前」ではありません。

捻挫
投稿日: 2023年09月13日 | 最終更新日: 2024年08月03日
柔道整復師・鳥屋部昌子
鳥屋部 昌子(とやべ まさこ)

厚生労働省認可の国家資格である柔道整復師の資格を持つ体のプロフェッショナル。10~20代の頃に出会った股関節の痛みの改善の経験から整体に興味を持ち整体の世界に飛び込む。『本来の体の状態に戻す』をモットーに自然治癒力を引き出す整体が得意。

「捻挫は時間がたてば治る」と思い込んでいませんか?

・階段下りる時にこけそうになって足首ひねっちゃった

・うちの子サッカーやっててしょっちゅう右足ばかり捻挫するのよね~。

・慣れない高い靴を履いたら、足首をくじいちゃった。

そんな話を聞くことはありませんか?

捻挫は、日常生活においてもよくみられるけがのひとつです。
だからといって、それを放っておくのは危険です。そのままにしておくと、治りも遅くなりますし、その後また痛めやすくなってしまうこともあるので気をつけましょう。

 

捻挫って、どういうこと?

捻挫は、急激に関節を捻ったりすることで関節のまわりの靭帯や筋肉が炎症をおこしている状態です。

手首や指の捻挫もありますが、足首を内側に捻って生じる内反捻挫がかなりの割合を占めます。この内販捻挫の多くは、外くるぶしの下にある「前距腓靭帯」の損傷です。

捻挫

靭帯は骨と骨をつなぐものですが、筋肉のように伸び縮みするものではありません。ほんのちょっと伸縮するだけですが、それが大きく捻ることによって引き延ばされます。これを放置しておくと、緩んで不安定なまま固まってしまうため、再び捻挫を起こしやすくなります。

捻挫の衝撃が大きいときは骨の位置もズレていることもあるので、これも捻挫を繰り返したり、ちょっとした痛みが発生する原因とあります。

 

捻挫の対処法

捻挫をしていたらここで大事なことは2つ

・すぐに冷やすこと

・伸びて炎症をおこしている靭帯をそれ以上伸びないよう固定すること

です。

酷い捻挫の時には、骨の位置を戻すといったことも必要になってきます。

 

ちょっと足をくじいたかな・・・という程度の捻挫は、そのうち治るからと放っておかれることも多いですが、やはりきちんと処置をすることをお勧めします。

捻挫してすぐは、炎症をおこしていますので必ず冷やしましょう。

氷嚢

冷やすのは氷嚢がおススメですが、湿布やコールドスプレーでも大丈夫です。これをやっておくかおかないかで、治り方が変わってきます。

固定は、テーピングや包帯、サポーターといった方法があります。固定はできるだけ専門家の指示をあおぐのがおススメです。固定の仕方にはコツがありますので、見た目が同じでも効果がかわってきます。

あまり酷くないものであれば自身で処置をするのもいいですが、痛みが強いという場合は専門家に診てもらうことをお勧めします。きちんと処置をしていないと、痛みが長引いたり、捻挫を繰り返すことにつながります。特にスポーツをしている方は、捻挫は繰り返しやすいので、しっかり処置をしておきましょう。

きたの整体では、捻挫の処置はもちろん、捻挫によって体の他のところに痛みがでないように体を整えることも行います。

詳しくはこちら

 

捻挫を繰り返さないために・・・

捻挫が起こる原因のひとつとして、筋肉の柔軟性があります。

 運動の前には筋肉を緩めるために、入念にストレッチをしたり準備運動をしてウォーミングアップしましょう。
また、忘れがちなのが、運動の後のクールダウンです。筋肉に疲労物質(乳酸)を残すと筋肉が硬くなりやすいので、運動のあとはしっかり、クールダウンしましょう。

ストレッチ 捻挫予防

そして、もうひとつ大切なのが普段の生活。 自分の足にフィットした、歩きやすい靴をはきましょう。