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手の痺れは、交通事故によるむち打ちが原因かも!?

中指の痺れ
投稿日: 2024年02月07日 | 最終更新日: 2024年08月16日
柔道整復師・鳥屋部昌子
鳥屋部 昌子(とやべ まさこ)

厚生労働省認可の国家資格である柔道整復師の資格を持つ体のプロフェッショナル。10~20代の頃に出会った股関節の痛みの改善の経験から整体に興味を持ち整体の世界に飛び込む。『本来の体の状態に戻す』をモットーに自然治癒力を引き出す整体が得意。

痛みや不調は、自分でも気づかない原因でおこることがあります。

交通事故もその例外ではありません。

ですから、普段の施術の際には気になることはまずは口に出してみましょうとお伝えしています。

 

手の痺れは、むち打ちにも関連があります!

 

交通事故の後遺症で通院されていた40代の男性のケースです。

「最近 こうやって握ると右中指の付け根あたりが痛むんですよね。」

とある日おっしゃいました。

中指の痺れ

 

その男性は、むち打ちのため、首や肩から背中あたりに痛みを訴えていらっしゃる方。

その日もいつものように

「腰とか 他のところが痛くなったりしてませんか?」

と何気なく聞いてみたところ

「そういえば、ここ何日か右中指の付け根が痛いんですよね。

どこかにぶつけた覚えはないから、なんでだろうって思っていますたけど。

ただ、事故で指をぶつけたという覚えはなかったから先生には言わなかったのですが。」

とのこと。

 

実は、手の神経は首からつながっています。

なので、もしかして・・・と、首と腕の方から診ていきました。

すると

「あ、大丈夫!」

 

・・・やはり、中指の痛みは指の関節そのものというよりは、首の神経に原因があったようです。

そんなことあるんだ~と 喜んでいただけました。

 

事故とは関係ない! と思い込まないでください。

 

身体のことを知らないと、痛みや症状のあるところに何かが起こっていると考えがちです。

でも。体はつながっているので、原因はそこにあるとは限りません。

筋肉

人間の身体は複雑で、筋肉や神経・骨などからみあっています。

ですから、その関連するところからみていくことで、根本の原因を探していくことが必要です。

どうつながっているかをお客様自身で考える必要はありません。

ただ、事故とは関係ないと決めつけないで、まずは症状をお伝えください。

 

もちろん、事故と変わりがなく、ふだんの生活で痛めたケースもありえます。

ふだんの生活をしているつもりでも、事故で痛めた筋肉や神経に支障をきたして痛くなるケースもあります。

 

いつもどんな姿勢をとっているのか

このところ、何か違う動作をしていなかったか

無意識に何かをかばってはいないか

どこか異様に筋肉が硬くなっていないか

特定の動きをすると痛みが増すということはないか

事故前には感じたことのない痛みや違和感がでていないか

 

・・・いろいろな状態からヒントをみつけ原因を探っていくことはできます。

大切なのは、痛みや違和感を感じたらその都度伝えていただくことです。

「なんだかおかしい」と思ったことがあれば、遠慮なく声に出してみてください。

 

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