辛い肩こり・首ごりは、揉んでも治らない? まずは原因から見直しましょう。
厚生労働省認可の国家資格である柔道整復師の資格を持つ体のプロフェッショナル。10~20代の頃に出会った股関節の痛みの改善の経験から整体に興味を持ち整体の世界に飛び込む。『本来の体の状態に戻す』をモットーに自然治癒力を引き出す整体が得意。
辛い肩こり・首こりのあなたへ
肩こりに関する悩みは非常に多く、日本人なら誰でも経験したことのあると言っていいほどよくある痛みです。
ただ、肩こりがある人が多いから自分は大丈夫と思わないでください。
肩こりは実は体からのSOSサインです。放っておくとたいへんなことになりますので、しっかりケアしましょう。
目次
肩こり・首ごりは揉んでも治らない?
肩こりの時、あなたはどうしていますか?
・肩をもむ
・肩に湿布をはる
・お風呂に入る
・ストレッチをする
確かに楽になります。
ただ、実際は一時的に楽になっているだけで、すぐに元に戻ってはいませんか?
肩こり・首こりの原因は?
肩こりの大部分は、筋肉疲労や血行不良によるものです。
人の頭の重さは、約5キロあります。そんな頭を支えているのが首なので、首から肩の筋肉で支えるために、首が緊張します。そういったことから肩こり・首こりにつながっています。
首や肩の筋肉の緊張が続くと、筋肉に疲労物質(乳酸など)がたまって硬くなります。これにより血管が圧迫され、血液の循環が悪くなります。その結果、こりや痛みをおこし、末梢神経が傷つけられることがあります。
血行不良によって、筋肉への十分な酸素や栄養が行き渡らないことから、ますます疲労がたまり筋肉が硬くなるという悪循環を繰り返します。
筋肉疲労は、使いすぎばかりではありません。無理な姿勢を続けたり、歳を重ねるにつれ骨や筋肉は弱くなっていくため、だんだん症状がひどくなってくることもあり、気をつけていきたいところです。
あなたの肩こりの原因は何でしょう?
- 腕の疲れ
- 首の疲れ
- 腰の疲れ
- 内臓の疲れ・・・
肩こりの原因は、人によって違います。だから、その対処法も全員が同じというわけではないですよね。
自分の肩こりの原因は何なのか、その根本原因を知ることが、肩こりの症状をやわらげることにつながります。
痛みの原因と対処法
肩こり・首こりの症状は同じであっても、原因は肩・首とは限りません!。
むしろ、肩こり・首こりの大元の原因は 前かがみの姿勢、目の使い過ぎ、腕の使いすぎ、内臓の疲労、腰の疲労など、肩首以外にあると言ってもいいでしょう。
姿勢
『長時間同じ姿勢をとっている』『前傾姿勢になっている』というのが、肩こり・首こりの大きな要因です。最近はデスクワークやスマホの使用が増えていますが、どちらも首を少し前にだし肩をすぼめる姿勢をとります。頭は5キロ近くあるので、それを支えるために首から肩への緊張がおこり、血流が悪くなって肩こり・首こりにつながります。
まずは、同じ姿勢を続けないこと。熱中するとずっと同じ姿勢をとってしまうので、こまめに姿勢を変えたり、定期的にストレッチや肩を動かす動きをすることを意識しましょう。
座っている時間が長い人は、一時間に一度くらいは立ち上がるようにするとか、いつも同じ側に鞄を持つ人は反対も使うようにするなど気を付けるといいですね。
眼精疲労
『姿勢』と同じく、デスクワークやスマホが原因となることが多いです。同じ画面を見続けていたりすると、瞬きが少なくなり、目が疲れてしまいます。視神経は首の後ろを通っているので、目が疲れると首が緊張してきます。
眼精疲労を防ぐためには、意識的に瞬きをしたり、目をとじたりする時間をつくること。目の周りをマッサージするとか、ホットタオルで目を温めるのもおススメです。
内臓疲労
内臓が疲れていたり、全身がだるかったりするときは、周辺の代謝が悪くなっています。つまり、血行もわるくなっているというこです。
冷たいものを飲みすぎるとか、暴飲暴食をして胃腸が働きにくくなっているときは、内臓まわりの筋肉がかたまってきます。
ふだんから腹八分目でバランスよく食事をとることが大切です。
運動不足
首肩周りが緊張しているときは、実はからだ全体の血流も悪くなっています。筋肉は使わないと衰えますので、首・肩を支えきれなくなり痛みにつながります。
筋肉を鍛えたり柔軟性をつけることが肩こり・首こり防止につながります。
そうなると、首や肩が凝っているだけでなく、体が重かったり、疲れやすかったりといった症状もでてきます。
運動することは、全身の血流をよくすることにもつながります。日々の忙しさから無視しがちですが、症状がひどくなると肩がゴリゴリとかたまり、腕が上がらなくなったり、頭痛や手足のしびれが出てきたり、日常生活に支障が出始めます。
ストレス
ストレスが増えると、交感神経が働き、筋肉が硬くなります。
リラックスして副交感神経の働きをよくすると、筋肉が和らぎコリも少なくなります。
冷え
体が冷えると血行不良になり、筋肉が硬くなります。
冬の寒い時期の寒さ対策はもちろんのこと、夏の冷房もあたりすぎないように注意しましょう。
このように、原因はいろいろ考えられます。あなたの体に、今なにが起きているのか、ぜひ知ってください。
なかなか良くならない・・そんな時は
痛みや不調が続く時は、ほとんどと言っていいほど原因がひとつではありません。いろいろな原因が積み重なって、不調が続いていることが多いです。
ですから、原因はこれだ!とそこを解決しても、いい結果がみられないこともあります。
原因をすべて取り除くことが回復への近道になりますが、自分でも気づけない原因も残っているかもしれません。そこは、専門家の助けをかりることも一つの手段です。
肩こり・首こりは、放っておくと危険?
肩こり首こりは、甘く見てはいけません。放っておくといろいろな症状につながります。
肩こり・首こりの症状
最初は、腕のつけ根から首への肩上部にある僧帽筋(そうぼうきん)が硬くなり、首や肩の動きの違和感、肩甲骨・頸部の重たさや硬さを感じます。
これが進むと、肩が石のように硬く感じるようになり、痛みや不快感がさらに強くなり、首肩以外にもいろいろな症状がでてくることがあります。
- 肩や腕、手先の痛みやしびれ
- 頭痛、めまい、吐き気
- 胸の痛み、息苦しさ
などがでてきたら、かなり症状がひどくなっていますので、早めの対処が必要です。
肩こり・首こりのケア
肩こり・首こりは、肩もみ、肩たたき、マッサージ、ストレッチ運動などのセルフケアによって、ある程度は改善できます。また、湿布や塗り薬、痛み止めなどで対処できることもあります。
ただし、慢性的にこりがあって解消しないとき、頭痛や吐き気、胸の傷みなど別の症状が伴っているときなどは、できるだけ早く専門家に相談することをおすすめします。
次のような場合は、専門家でないと対処できないからです。
・他の疾患が隠れている
頭痛・めまい・吐き気・しびれなどは、体のどこかしらに異常があるSOSサインでもあります。
何らかの疾患・異常から肩こり・首こりにもつながっているケースもあります。
・メガネがあっていない、虫歯や歯のかみ合わせが悪い
めがねを変えたり歯の治療をすることが必要になります。
・腰痛などを伴っている
体のバランスの悪さを整えることが必要です。
きたの整体の施術
マッサージと整体の違い
肩こりの時は、マッサージをすると気持ちいいですよね。ただ、マッサージをしているときは気持ちはいいけど、またすぐに痛みが戻ってしまうということはありませんか?
『整体』は、その名のとおり体を整えます。その手法としてマッサージも採り入れていますが、ただ体の硬いところをもみほぐすというところに留まらず、体のバランスを整えることを念頭に置き、硬くなる原因のところにアプローチしています。
きたの整体の施術の特徴
体に何かしらの不調があるときは、バランスが崩れてきます。
そのためきたの整体では、問診で症状をお伺いしたあと、まず体のバランスを見るところから始めます。
体のバランスをみると、ふだんどういった癖があるとか、どのあたりに問題があるかとか予測することができます。その上で筋肉をほぐしたり、骨盤を矯正してバランスを整えます。
そのため、肩こりを訴えていらしたお客様でも、肩を触らないで肩が楽になっているということも少なくありません。肩こりなら肩周りのマッサージを徹底的にするマッサージ店とは そこが大きく違うところです。
バランスを整えるにあたっては、骨盤矯正も行います。骨盤矯正というと、バキバキと痛いのでは? と心配される方もいらっしゃいますが、きたの整体の骨盤矯正はソフトなタッチで行いますのでご安心ください。
どのくらい通えばいいの?
きたの整体では、1回の施術でも十分に効果を実感することができ、肩こりが楽になったと喜ばれるお客さんも多くいらっしゃいます。
でも、原因となる姿勢や動作を繰り返すとどうなるでしょう? 当然またもとの肩こりの状態に戻る可能性も多くなります。ですので、症状にもよりますが、最初は3日~1週間おきくらいに2.3回は通っていただくことをおすすめしています。
日常生活でのアドバイスもしますので ご自身でケアしていったり、定期的にメンテナンスしてくことで辛い痛みから解放されます。